ユニクロのエアリズムでメッシュマスクを手作りしてみた。
2020年にユニクロのマスクが販売され、お店にはエアリズムマスクを求めるお客さんで長蛇の列。結果三密になってしまうという現象が起きていましたね。
私はこれまで、暑い日の飛沫エチケット用に、息苦しくないマスクを探し求め、色々な清涼、冷感マスクを試していました。
普通のマスクよりは、多少息がしやすいのですが、5月の暑い日に付けているとやはりまだ息苦しく、これでは真夏は熱中症になってしまうと危惧し、自作しようと決めたのでした。
そこで白羽の矢が立ったのがユニクロの機能性下着のエアリズムです。
「湿気や熱気を放出し、抜群の通気性で汗を速乾、サラサラ肌触り。」と、うたっているメッシュ生地は、マスクに最適なのでは無いかと考えたのです。しかもすぐに手に入るし、990円と大変リーズナブル。
ということで、ユニクロのエアリズム肌着でマスクを作りました。
試行錯誤繰り返し、簡単な制作方法を編み出したので、ご紹介させていただきます。
目次
ユニクロでマスクの生地選び
生地を多く取りたいと思ったので、メンズ用の下着売り場でXLの肌着を購入しました。(1個990円)
ちなみにこちらのメンズXLサイズの下着から大人用マスク8枚分制作できます。1枚に換算すると124円と、とてもお安くなります。
時期的に半袖しかありませんでしたので、半袖を選択。マイクロメッシュとメッシュタイプの2種類が店頭にありました。両方試してみたのですが、目の粗い「メッシュタイプ」の方が「マイクロメッシュ」より息がしやすかったです。しかし、差はわずかなので、「マイクロメッシュ」でも問題ありません。白地を使うのであればマイクロメッシュが良いかもしれません。メッシュタイプでは、口元が透けてしまうかもしれません。黒はメッシュタイプでも透けることはありませんでした。
黒、白の他にベージュもありました。女性が使う場合、ベージュもおしゃれかもしれませんね!
エアリズムマスクの作り方:布に型を書く
まずは、エアリズム下着を広げてマスクの型を取ります。お手持ちの立体型のマスクを置いてチャコペンで形をなぞります。
ネットなどで「立体マスクの型紙」と検索すると、無料の型紙がダウンロード出来ると思うのでそちらを使っても良いです。
生地が緩く伸びやすい為、大きく作るとダブダブになってしまってかっこ悪くなります。
気持ち小さめの型を選んだ方が良いです。
縫う(ミシンでも手縫いでもOK)
ミシンを使う場合、布を切る前に縫うようにしてください。
なぜかというと生地を切ってから縫うと、柔らかい布素材なので、ミシンに布が巻き込まれやすくなってしまいます。とても苦労することになります。(←実体験)
手縫いで縫う場合は切ってからでも大丈夫です。むしろその方が楽かもしれません。
このように、マチ部分を残してマスクの中心部になるラインを縫っていきます。
布が薄いので、ミシンに巻き込まれる確率が高いです。ゆっくりと布がたわまないように、ピンと張った状態を保つように少し引っ張りながら、布を手で送ってください。ミシンに自動的に送らせようとすると巻き込まれてしまいます。
(ちゃんと、後ろの生地も合わせて縫って下さいね。)
布を切る
中心を縫い終わりました。縫うのはこの1本のラインのみです。簡単でしたね!
さて、ここからが本番と言っても過言ではありません。
マイクロメッシュの生地は、端の処理が必要ありません。それを確信したのはこの商品を見たからです。
一見同じ商品に見えますが、襟のデザインが微妙に違う商品があります。
元々切りっぱなしの商品があったのです。シームレスのものです。
(ちなみにメッシュタイプも端の処理をしなくても大丈夫でした。)
普通は布は端の処理が必要になってくるので、アイロンかけして縫う手間が結構かかるのですが、こちらは、切りっぱなしで成立してしまう布なのです。
なんと素晴らしいのでしょうか!
ただ、切り口がギザギザになってみっともなくならないように、ゆっくりと慎重に、丁寧に切る必要があります。
ここが1番大事です!
肌着の表面と裏面両方いっぺんに切って下さい。
マチの部分は、縫い代から3mmくらい残して切ってしまっても大丈夫です。口に当たる部分なので、違和感が出ないように少なめにしてください。(あまり縫い代にギリギリのところにするとほつれるので注意してください)
後面の生地がずれないようにまち針で止めて切ることをオススメします。
耳の部分は二つ折りにして、ハサミをちょんと入れます。
そして、広げてわっかを切っていきます。
裏返して縫い目が見えないようにして完成です!
使用した感想
実際に使用して1ヶ月経ちますが、とても付け心地が良いです。
沢山の冷感マスクを試しましたが、こちらが一番です!通気性抜群で蒸れず暑さ対策になります。
エアリズム素材なので肌に当たる感覚もひんやりしています。
特に風が吹くと、風を直接感じることが出来て付けてる事を忘れるくらい涼しいです。
メッシュ地で通気性が高いので声もこもらず聴きやすいです。
切り口が少しくらいがたついていても、間近で顔を見るわけではないので多少は気になりません。
とても薄くて一見口元が透けそうですが、大丈夫です。心配な方は黒をオススメします。
今回は白地のシャツで作り方を説明しましたが、一番最初に制作した試作品はこの黒でした。
制作がとても簡単なところがいいですよね。この肌着1枚あれば、耳にかけるゴムも必要ありません。1箇所縫って切るだけです。ミシンが無くても針と糸とハサミさえあればできます。裏地も必要ありあません。難点を上げれば、生地が少し切りにくいということです。
ですので、コツはとにかくゆっくり慎重に丁寧に切るということです。そうすれば手作りとは見られないような完成度が出せます。
簡単ですので制作に時間もさほどかかりません。私は、6枚を40分くらいで制作しました。1枚ですと5分くらいで完成してしまいます。
最後に(まとめ)
手作りエアリズムマスクは本当に快適です。汗をかいても直ぐに乾く速乾性なので、暑い日に外で付けていても苦になりません。
学校でマスク着用必須の小学生の子供にも作ってあげました。子供は具合が悪くなっても直前まで自分でわからなかったりします。低学年児では、自分で外す判断もできません。新型コロナウイルス感染症にかかるより熱中症や呼吸困難になる方が親としては心配です。こちらのマスクはウイルスの侵入を防ぐ効果はありませんので、3密になるような場所ではウイルスカットのマスクに付け替えたりして、上手く使い分けして使用していきたいと思います。
ユニクロの販売するエアリズムマスクも大変人気ですが、簡単、安い、超快適なエチケットマスク、是非手作りして、これからやってくる暑く厳しい夏を乗り切りましょう。
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