【レベル別・予算別】おすすめコピック紹介。
漫画家やイラストレーター、建築家やファッションデザイナーなど、多くのプロも使用するアルコールマーカー「コピック」
絵を描く人たちにとって、憧れのマーカーと言っても過言ではないでしょう。そんな「コピック」ですが、普通のマーカーと比べると少々お値打ちモノ。いざ購入するという時に、何を買っていいか大変悩むと思います。
そんな方の為に、初心者・中級者・上級者・用途別・予算別、おすすめのコピックセットをご紹介したいと思います。
目次
コピックの特色
色数が豊富で全部で358色あり、ブラシの作りが繊細で緻密なので、水彩画を描くような感覚で細かい色の表現とタッチが可能です。アルコールインクなので速乾性が高いため、インクの重ね書きが容易になり、その点では水彩絵の具より利便性が高いという大変優れたマーカーです。
コピックの種類は4種類ありますが、基本的に以下の2種だけチェックすれば問題ありません。
1、コピックスケッチ
値段:1本300円(税別)
コピックシリーズのメインのマーカーです。ペン先(ニブ)は丸筆(スーパーブラシニブ)と四角の平塗り用(ミディアムブロードニブ)の2種の筆形状を持っています。漫画家やイラストレーターに愛用されています。色数358カラー。
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2、コピックチャオ
値段:1本250円(税別)
価格の高いコピックを購入しやすいようにと用意されたエントリーモデルで、コピックスケッチと同品質でその違いはインク量のみです。色数は180カラーとコピックスケッチの半分程です。
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3・4、コピックワイドとコピッククラシック
値段:380円(税別)
コピッククラシック
値段:300円(税別)
コピックスケッチ、チャオ以外に、広い面を塗るときに便利な極太ニブという特徴的なペン先持つ「コピックワイド」と、コピックスケッチの前身「コピッククラシック」もありますが、こちらは、両方とも旧型の商品で、購入には注意が必要です。よほどのこだわりが無い限り、購入の検討から外して良いと思います。
初心者にオススメのコピック
予算少なめ・コピック入門(使い方も知りたい)
値段:3,600円(税別)
初心者に使いやすい色とマルチライナー、塗り絵、スケッチブック、コピックミニガイド付き。コピックを初めて触る方向けのスターターセットです。
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予算少なめ・少しこだわりたい
値段:6,000円(税別)
彩度の高い色から淡い色までバランス良く入っているのでエントリーモデルとして最適です。12色で3350円(税別)というセットもありますが、色数が少ないと書ける絵の幅が狭まるで、出来れば24色を購入したいところです。
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予算のある方・色々描きたい方
値段:13,680円(税別)
基本の色+濃淡色セットで、コピックの醍醐味でもあるグラデーション表現が可能です。本格的にイラストを描いていきたい方の為のスターターセットとして最適です。基本色9色のそれぞれの色相の濃度を段階的に薄くした3本がセットになっています。肌色とグレー系の色も入っているので、人物のイラストも描けます。やはりチャオよりスケッチの方が見た目的にも「コピック感」が出るので、予算があればスケッチを持ちたいところです。今後描い足しをする際もチャオだと色数が少ないので、スケッチで揃えていった方が見た目の統一がはかれます。
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中級者にオススメのコピック
予算少なめ:陰などのグレートーンを表現したい・無駄な色はいらない
値段:4,560円(税別)
ちょっとしたスケッチにこちらのグレートーンを加えると、深みのあるものになります。企画書の挿入画だったり、建築のデザインスケッチ等を制作する際に、光と影の表現を加えることができます。
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予算少なめ:人物を中心に描きたい・無駄な色はいらない
値段:4,847円(税込)
肌色系の淡い濃淡を表現出来るセレクトとなっております。薄い紫、ピンク、水色、黄色もあります。淡い人物(顔・ボディー)ならこれだけで簡潔しますが、濃い色を加えたい場合は、以下のビビットな基本色の「ベーシック12色セットC」を足して買うか、こちらに1本ずつ、買い足していくのが一番効率が良いかと思います。
販売元の.Tooのショップには表示されていないので、販売店の製品が無くなり次第終了してしまうセットかと思われますのでネットショップで完売していないか確認が必要です。
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予算少なめ:淡い色セットにプラスする濃い色セット
値段:4,560円(税抜)
淡い絵にメリハリを付けたい時に、プラスする色セットとして、こちらのビビット色セットがあると絵に深みが出せます。
「ベーシック12色A」や「人物を描くためのセレクト1」に足して購入しても良いですね。
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予算多め・色々描きたい
値段:18,000円(税別)
イラスト中級者で色々描きたいとなると多くの色数が必要かと思います。濃い色、淡い色、バランス良く配色されたセットです。
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コピックスケッチにも72色のセットがあったのですが販売終了しているようで、現在ネットショップに出回っているセットは大変割高になってます。
こちら、とあるネットショップでは¥39,410の値が付いているのですが、1本あたりで割ると547円と、単品で購入した方が安価です。しかし、この本数を1本1本買うのは骨が折れます。
なので、コピックチャオのセットを買って、他のほしい色は色数ラインナップの多いスケッチで単品購入という手を使うのが効率が良さそうです。
ただ、機能的に同じチャオとスケッチですが、見た目が違うのでペンが揃った時の見た目の統一感は犠牲にしなければならなくなります。
上級者にオススメのコピック
上級者で予算少なめの方
コピックスケッチのセットが販売終了になってしまい、ネット上で売っている72本セットは大変高額になってます。ですので、予算少なめの方は効率よく色を各々単品で購入するのが一番良さそうです。
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ただ、大変数が多いので、予算のある方は、コピックチャオの72色AとB(計144色)を購入して、足りない色をスケッチで補充していくのが賢いやり方かもしれません。
上級者:ワンポイント上の使い方1、エアブラシ
値段:2,400円(税別)
コピックスケッチを装着してエアブラシとして使えるキッドがあります。エアがなくなり次第、エア缶を交換して使用します。
コピックチャオは、装着出来ないらしいのですが、裏技を使い装着できるという情報を目にしました。検索すればその方法が出てくると思います。(※自己責任でお願いします。)
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上級者:ワンポイント上の使い方2、ハイライト
値段:800円(税別)
作品の修正やハイライトなどに使える優れものです。強力なホワイトな為、下の色がにじみません。逆に1回使用してしまうと上にコピックを塗り重ねることができないので注意が必要です。
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おまけ:コピックスケッチ358色全色セット
最後に、コピックスケッチ358色全色をセット販売しているショップを見つけました。
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思い切って買ってしまうのもありです。
まとめ
コピックは水彩絵の具同様に、色の重ね塗りが可能です。なので、濃い色のみだと、コピックの特色である色のグラデーション表現が出来なくなってしまいます。ですので、迷ったら淡い色を買うのが良いでしょう。重ねれば濃くなっていきます。
淡い色を使いつつ、使いたい色を1本ずつ買い足して行くのがスマートな方法ですが、近くに画材屋さんが無い場合、ネットで1本ずつ買う訳にも行かないので(送料がかかる)のでコピックチャオの72色セットを買ってしまうというのも一つの手だと思います。
大変種類が多く迷ってしまうコピックですが、一回使うと、その書き心地や、パソコンで書いたものとは違うぬくもりのある仕上がりに魅了されてしまうこと間違いありません。コミックのカラーページで使用している漫画家さんも多いですよね。
是非一回試してみてください。
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